投資用口座って持っていますか?
持ってないなら今日作ったほうが良いですよ。
なお、ここで言う投資用口座っていうのは証券口座(株式)のことです。
株や債券などの金融商品に投資をするには、資金はもちろんのこと取引口座の開設が必要です。
じゃあなんで口座を持っていなければ作ったほうが良いのか?その理由を説明します。
買いたい時にすぐ買えない
口座を持っていない場合投資をしたいと思ったときにすぐ動けないからです。
口座維持手数料がかかるのであれば、当面取引をする予定のない口座を開く必要はないですが、株式売買をするための証券口座であれば、今どきのネット証券会社であれば口座維持手数料は不要というのがスタンダードです。
つまり口座を持っていてもコストが掛からないので、持っていたほうが取引したいときにすぐ動ける分得です。
無料特典がついている証券会社が結構ある
四季報を読む権利とか、日経テレコンという新聞記事や雑誌記事のデータベースを読む権利を、顧客に開放している証券会社があります。
これらのデータは普通に読もうとすると有料なのですが、証券会社が自社の顧客にいっぱい取引してもらうために自社の利益から利用料を払って使えるようにしてくれているわけです。
単純にお得。
銀行口座より証券口座のほうがかなり安全
知っている人は少ないですがお金を入れておく口座として銀行口座よりも証券口座のほうが安全性は高いです。
銀行が経営破綻した場合、1000万を超える銀行預金はペイオフ制度によって国の保証がありませんが、証券会社が経営破綻した場合、口座内の金額がいくらだろうが全額返ってきます。
これは何故かと言うと、銀行預金とは「預けたお金」とは書くものの、本質的には「銀行に貸したお金」で、証券会社の口座内のお金は文字通り「預けたお金」だからです。
銀行にとって借りたお金は自分が自由に使って良いお金(運用して良いお金)です。そのため預金者の預金は銀行の商売(貸金)に使われ、銀行の経営がうまく行かなくなると返ってこない可能性があります。
一方で証券会社にとって顧客の口座内のお金は、自社で商品(株など)を買ってもらうためのお金です。借りたお金ではなく単に預かっているだけのお金であり、勝手にお金を使うことは一切許されません。
また証券会社は分別管理と言って自社のお金とは別に預かったお金を保管する義務があり、信託銀行という自社とは違う機関に顧客のお金を入れておかなければいけません。
そういった安全装置が何重にも入っているので、証券会社が経営破綻しても顧客の資産はきっちり守られています。
実際「いくつもの銀行に1000万ずつ預ける」みたいなことをしてる人を見たことがありますが、証券口座にまとめたほうが楽だろ・・としか思いませんでしたね。
ちなみに、銀行とか潰れないでしょ?とか思ってる人(大体若い人ですね)もいますが、まぁ潰れます。
ちなみにペイオフ制度も日本振興銀行(2010年破綻)という適用事例あります。
デメリット?も一応説明します
まず私は証券口座を持つことそのものには、管理する口座が増えるという点以外デメリットはないと思っています。
営業がウザいってのがありますが、私はネット証券会社からはメール以外きたことありません。普段遣いしている銀行からは何度か営業電話が来たことがありますが・・。
なので証券会社の口座が銀行口座に劣っている点を一応デメリットとして書いておきます。
- 金利がつかない
- 現金の出し入れは基本的に銀行経由
いずれのデメリットも銀行口座と併用するなり、今はほぼないんですがMRFやMMFという金融商品と組み合わせたりで解決する話なんですが、それを説明すると長くなるの別記事でそこは書きます!
とりあえず何すれば良いのか?
とりあえず口座を作ることそのものにデメリットは無いと言っていいと思うので、メジャーなネット証券会社で口座を開くことをおすすめします。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
あたりであればどれを選んでも大差も間違いはないはないです。ちなみに私はSBI証券をメインに使っています。
口座を作ったら
もし投資ということを全くしたことがないのなら、1000円、5000円だけでもTOPIXか、MSCI-コクサイ、S&P連動のインデックス投資信託を買ってみることをおすすめします(下に対象商品名を書いておきます)。
何のことかサッパリわからないと思うのですが、これらの商品がどう値段変動していて、インデックス投資信託とはなにか、ということを学ぶだけでも、投資の上で大切なかなり多くのことを学ぶことができます。
買う前に本とかで勉強しても良いんですけど、ちょっとでも身銭切っている方が学ぶ真剣さが全く違いますからね。
先にとりあえずランチ一回分でも飲み会一回分でも買ってみることをおすすめします。証券会社のサイトの使い方もわかります。
購入対象となりうる投資信託
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
- たわらノーロード TOPIX
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
など。
最後に一つ。これらの投資信託は「めっちゃ儲かる商品」ではありません。いわゆる「運用成績が普通な商品」です
なぜ普通な商品がおすすめなのか、それはインデックス投資という投資の奥義を学べばわかります・・。
コメント