副業で儲けるための最重要キーワードは「流通」

副業

副業で稼ぎたい人が最も意識しないといけないキーワードは「流通」です。
もっと言うと副業関係なく、商売を行う上で最重要なキーワードなのですが、これから副業を始めようという方は今まで自分で商売をしたことがない人がほとんどだと思いますので、このキーワードの重要性を覚えていってください。
ビジネスの構造を理解する上で絶対に役立ちます。

流通とは何だ?

いきなり答えを言うと、本記事中で言っている「流通」とはマーケティング用語の「4P」における「Place(流通・場所)」のことなんです。
4Pって何ぞやって方は↓の4つが4Pの構成要素です。

Product(製品):製品、サービス、品質、デザイン、ブランド 等
Price(価格):価格、割引、支払条件、信用取引 等
Promotion(プロモーション):広告宣伝、ダイレクトマーケティング 等
Place(流通):チャネル、輸送、流通範囲、立地、品揃え、在庫 等
マーケティングミックス – Wikipedia

この4つそれぞれに関する戦略を、どう組み合わせるか考えることをマーケティング用語で「マーケティングミックス」と言い、それが企業のマーケティング活動の根幹となります。
そしてこのマーケティングミックスの中で、一番考えなくてはいけないのが、流通戦略なのです。
言い換えると「流通」を握るものは世界を制する。のです。

なぜ流通が最重要なのか

人がいないところで商売をしても仕方がないからです。
飲食店をするなら立地がダメだとダメなように、売れる場所で商売しないと話になくて、アップルやアマゾン、グーグルなどと言った超巨大企業がなぜ強いのか。
それは「売れる場所そのものを作っているから」です。これはプラットフォームビジネスと呼ばれ、メルカリや楽天もプラットフォーマー(プラットフォームビジネス事業者)ですね。
もしあなたがスタートアップ企業をやりたいような起業家志向の人でしたら、「マッチメイカー」は私が2018年に読んで面白かった本としておすすめします。

最新プラットフォーム戦略 マッチメイカー

そして副業をする人はプラットフォーマーになるのではなく、その力を利用させてもらうことになるのでそこのところをよく考えましょう。

流通は複数チャンネル使ってもいい!むしろ使え!

お金を得る手段として、ライターになろうが、せどりをやろうが、YouTuberになろうが、手作りアクセサリー作者になろうが、同人作家になろうがなんでも良いんですが、大きく稼いでいくようになるためにはチャンネル(流通、販売経路)を一つに絞らないようにしてください。
あなたの商品は、記事だったり、転売用の商材であったり、動画だったり、アクセサリーだったり、自作の漫画やゲームだったりするかもしれませんが、それを売る場所が一つだと、めちゃくちゃリスキーで、ちょいちょいぷらっとドーマーに翻弄されることになります。

これは裏を返すとプラットフォーマーは、ルールを自由に決めることのできる「ルールチェンジャー」でもあることに繋がります。
事実アマゾンの商品販売アフィリエイト報酬は死ぬほど下がってもはや雀の涙みたいな率になってますし、新規でYouTuberになるのも難しくなりました。

YouTubeの収益化プログラムの有効(動画広告の報酬受取)については、2018年の1月以来、YouTubeの利用規約が厳しくなり、過去12ヶ月の総再生時間4000時間、チャンネル登録者数1000人以上のチャンネルでないと収益化ができなくなっています。

一個のチャンネルに依存しているという点では、YouTuberのビジネス基盤は特に脆弱だと思うのですが、動画配信できる他のチャンネルを探す他にも、動画のネタをブログや電子書籍にするとか、ライブイベントをするとかでリスクヘッジしていければ問題ないでしょう。

超強力!!自分のチャンネルを収益化する

今までの話は他人の提供する流通チャンネルに、自分の商品を載せて販売するビジネスについて説明しました。
逆に自分の流通チャンネルに他人の商品を載せて稼ぐ方法もあります。代理店商売や、紹介ビジネス、あとメディア運営の収益源としてのアフィリエイトもここに入るかもしれません。

プラットフォーマーがいかに強力な権力を持っているかは上で説明したとおりですが、小さなチャンネルでも自分で持てば大きく収益化することができます。
わずか数人のチャンネルでも何十万円とお金が動くのも全く珍しくありません。
例えば私の過去話ですと、創業したての会社にパソコンに多少なりとも詳しい人が全くいないと言うので、最初の一年ちょっとの間、月2万+税で電話メール相談と、たまに遊びに行って機器のセットアップをしてあげたことがあります。
やったことはこれぐらいだったかな・・

  • レンタルサーバの契約
  • ドメインの取得
  • レンタルサーバとドメインの設定
  • メールの受信設定
  • 社内カレンダーの共有設定(Exchange Server)
  • ネット接続・社内LANの構築
  • ネットワークプリンタの設定
  • 雑談

大したことはしてません。全部合わせて半日もかかってないと思います。でも頼まれたのでやってたのですが、結果から言えば悪くなかったですね。

ただ一つだけ絶対に心に刻んでほしいことがあります。
自分のチャンネルを収益化するというのは、要は知り合いに他人の商品を売る・紹介してお金をもらうということです。
だから「自分が良いと思う商品だけを流通させてください」。自分には向いてないけど、この人にはすごく合ってるだろうみたいな話もあるので「良くないと思う思う商品は絶対に流通させないでください」。でも良いです。

買う側が良いと思うものを提供できれば、むしろ販売や紹介は、お金と一緒に信頼も稼げます。
しかしダメな商品を中継してしまうと、信頼も一気に損ない、友人を焼畑農業するマルチ商法ルートに行ってしまいます。信者ビジネスとか、ダメーなオンラインサロンとかもこのルートですね。

本当に後者ルートは良くないので、そっちに悪堕ちだけはやめましょう。ダメゼッタイ。

結論:プラットフォーマーの戦略を理解して両方の立場になろう

プラットフォームを使う側にしても、提供する側にしてもどっちかで商売をはじめてうまくいくようになるともう片方にもみんな手を伸ばします。

アフィリエイターが自分で教材を作って売るようになったり、アマゾンでせどりをやっていた人間が自分のECサイトを作ったり、Googleが検索結果に答えを表示したり・・です。
なぜならそれが賢い方法だから、結局儲かった人は試行錯誤のうちに両方やる流れに収斂していくんですよね。

でもこれはマーケティングなどの商売のルールを事前に学んでおけばもっと効率的にステップを踏んでいくことができます。
プラットフォーマーのビジネスモデルを踏まえて、両側面からビジネスを勉強しましょう!
最初から同時に2つはできなくても、もう片方を意識して動くだけでビジネスの効率はかなり変わります!

おまけ:

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版

マーケティングの世界的な教科書です。世の中に出回るマーケティング本の95%以上(体感値)はこの本からの引き写しです。これ読んでおけば大体OK。
あとマーケティングってのはアンケート調査とか、集客戦術とか、そういうミクロな話ではありません。

この記事を書いた人
キャメル

30代男性独身のフリーランスのFIREを目指す民。
プログラミングとゲーム、イラストを描くのが趣味のマイルドオタク。

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