近年流行のFIREとは何か。簡単に説明します

雑記

このブログのテーマでもあり、キャメルとシロクマが目指しているFIREとは何なのかを、わかりやすく解説します。

FIREとは?

もともとはアメリカの一部のブロガーの間で流行り始めた単語です。
「Financial Independence / Retire Early (経済的自立および早期退職) 」の略として「FIRE(もしくはF.I.R.E.)」という名称で、簡単に言えば食べて行けるだけの収入を生む資産をためて、早期リタイアしよう!という生き方のことです。

なぜFIREを目指すのか?

それは圧倒的な自由のためです。
FIREとは言い換えれば、「働かなくてもいい権利」を獲得した状態を言います。
やりたい仕事があればしてもいいし、そうでなければしなくてもいい。
仕事をするにしても「やりたさ」を重視することができ、その仕事で食べて行けるか、という観点を脇に置くことが可能になります。

どれだけ資産があればFIREできるのか?

FIREの発信源アメリカでは「FIRE」を実現する目安として、「4%ルール」が一つの目安とされています。
元々はトリニティ大学の研究に基づくものなのですが(詳しくは後述)、資産の4%を毎年取り崩し続けてもほとんどの場合で資産はなくならない。という事実に基づくルールです。
つまり、年間に必要なお金の25倍を資産として積み上げることができればFIRE可能と言われています。

年100万で生きていけるなら2500万。
年200万必要なら5000万。
年300万必要なら7500万。
年400万必要なら1億ですね。うーん、なかなか大変。

ただし現在の給与の額面年収よりは少し低くても計算上大丈夫です。

どういう資産を25倍があれば良いのか

4%ルールの基になったトリニティ大学の研究(トニリティスタディ)では、株50%債券50%のポートフォリオで4%の資産を取り崩し続けても30年以上資産はもつ、という結果になっています。
なので、基本的にはアメリカ市場において、株式と債券を半々としたポートフォリオを持つ場合に成立すると大雑把に考えて大丈夫です。

ここで言う株と債券とは、特定の会社の株や国債だけではなく、アメリカの全上場企業、国債を含む投資適格債券全体に分散投資するものです。

もちろんわれわれ日本人の場合、為替リスク等も加味しないとまずいので、実際にFIREする際にはもっと精緻に計算をしたほうがいいですが、まずはFIREに必要な金額と内容の大体のイメージとして、覚えてください。

達成するための方法は?

もちろんそれを探っていくのがこのブログの目的なのですが、早期FIRE実現のために構造上できることは以下の三つしかありません。

  1. 生活に必要なお金を減らす
  2. 金融資産以外にちょっとしたお金を稼ぎ続ける
  3. 税金を減らす

私キャメルの記事ではこの三つのアクションをいかに効率的に行うかを、メインテーマにしたいと考えています。
一般的な資産形成の話であれば、もう一つ「投資利回りを上げる」というのも大きな選択肢になりますし、それも重要なサブテーマとして扱うつもりです。
なぜこれがメインテーマに加わらないかといえば、ほとんどのFIREを目指す民にとって利回りとはほとんど所与の数値(自分では動かせない数字)であって、むしろ市場から与えられる利回りを前提として必要資産額や生活費を設計するのが主流だからです。
リスクを上げれば期待リターンは増やすことができますが、もっと大事な資産の長期的な持続性は減ってしまいます。

なので利回りは基本的には自分の努力では上げることができない、と思っておきましょう。

現実的に達成可能なものなの?

できる出来ないで言えば、できます。
というより、このFIREという言葉ができて以来、世界中で多くの人がFIREを目指し、続々と達成しています。
最近は日本国内でもFIREした人の本や、雑誌でのインタビュー記事などが出ています。

ただ、一方で日々を普通に暮らしていてもまずFIREできないのも事実です。
FIREを達成した人は、その達成方法をみると何かしら1つぐらいは飛びぬけたことをしています。

例えば

  1. 飛びぬけて節約して給料の半分以上を資産購入に充てたり
  2. 一時的にリスキーな投資で飛びぬけて稼いだり
  3. 事業で一発当てたり

ですね。全然無理!って思うかもしれませんが、比較的再現性が高いのは節約です。
生活コストを無理ない範囲でシェイプアップしていくだけでも、月の支出はかなり違いますし、お金もたまってFIREに必要な額も下がる。
節約はFIREを目指すなら絶対に取り組むべき活動です。まぁどこまでやれるかは個々人の生活に対する考え方もあるので、いくら以下にすべき!みたいなものはありませんが。

また、事業で一発当てるのは難しくても、月に数万~数十万円稼ぐ程度の商売を、副業で持つことができればかなりFIREに近づきます。
副業で生まれたお金は資産購入に充てて行けばどんどん資産は増えますし、事業の資産性評価をすれば事業を持っていることそのものが大きな価値があることがわかります。

数万~と言いましたが、月数千円稼ぐだけの事業でも考え方によっては100万円以上の価値になります。
これについては事業の資産性評価の記事で詳しく書きます。
ブログの金融価値を計算する簡単な公式
副業で人気があるというか、始める人が多いものにブログがあります。あと今ならYoutubeとか。 私の周りでもブログは書いてる人多いですね。儲かってるかどうかは知りません・・っていうかみんな軒並み儲かってません。 私のはどうかというと、このサ...

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働いても働かなくてもいい権利。甘美な響きだと思いませんか?

良いなー。憧れるなー。と思ったあなたも、今日からFIREを目指してみませんか?
無理!と思うかもしれませんが、とりあえずできること(ちょっとした家計の見直しとか)をやるだけでも生活の楽さは確実に変わってきます。

それにFIREは0か1かではありません。
もちろん目指したいのは完全に働かなくてもいいFull FIREd(完璧に資産収入だけで食っていける)な状態ですが、資産からの収入は貯めれば貯めるほど少しずつ増えてきます。

つまり、ある日突然FIREできるのではなく、生きていくのに必要な生活費をすこーしずつ資産から生まれる収入で賄えるようになるのです。
1割まかなえれば残業しなくてもよくなるかもしれませんし、2割まかなえれば意にそわない転勤命令を断れるかもしれません。
5割まかなえれば今の半分しか稼げない(けどやりたいもしくは楽な)仕事に転職することも可能になるでしょう。

そしていつの日か10割を賄えるようになった時には・・?と、言うことです。

どこまで行けるか、どこまで行くかは私次第、あなた次第ですが、歩くには悪くない道だと私は思っています。
老後生活や年金に不安があるというのなら、なおさら1~2割でもFIREしておくのは悪いことじゃないですし、10年20年と時間をかけられるなら特別に稼いでなくても全く大丈夫です。

どんどんすすんでいきましょう!

この記事を書いた人
キャメル

30代男性独身のフリーランスのFIREを目指す民。
プログラミングとゲーム、イラストを描くのが趣味のマイルドオタク。

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30代男二人、FIREを目指す
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